「石景山遊楽園」中国、北京市郊外にある人気観光スポット
前回、ミッキーマウス保護法、ミッキーマウス延命法で出てきた、
最近、なにかとワイドショーなどのネタになっている、中国、北京市郊外にある人気観光スポット「石景山遊楽園」(せっけいざんゆうらくえん)(遊園地 1986年開業)ですが、
米ディズニー社に著作権侵害と北京市当局に通報されたようです。
一連のニュースを見直していたのですが、イタすぎて面白かったです。
中国では1991年に「著作権法」が施工されたばかりですから、国民の意識の低さはいたしかたないとは思いますが徐々に変わっていくのでしょう。
サーチナ運営の中国情報局 経済ニュース 2007/05/02
人気の石景山遊楽園?いつかどこかで見たような
ちなみに、同園は公式サイトで、「ディズニーの雰囲気を備えたジョーンズの冒険」「ヨーロッパ調の幽霊の邸宅」などと目玉アトラクションを誇らしげに紹介。
「石景山遊楽園」:「ディズニーの雰囲気を備えたジョーンズの冒険」
「東京ディズニーシー」:インディ・ジョーンズ・アドベンチャー「クリスタルスカルの魔宮」
「石景山遊楽園」:「ヨーロッパ調の幽霊の邸宅」
「東京ディズニーランド」:ホーンテッドマンション
目玉アトラクションらしいのですが、パクリはこの際「当然」として出来ばえを見てみたいものです。
ニセキャラクターのぬいぐるみと同じレベルのパクリであれば、ある意味おもしろいでしょうね。
同じく、サーチナ運営の中国情報局 経済ニュース 2007/05/10
中国メディアの取材に対し、同社広報部はミッキーのコピーだとされたキャラクターを、「ネズミではなく、耳の非常に大きな猫」などと強弁した。
「ミッキーマウス」ではなく、「ミッキーキャット」だったようです……
横断幕には「ディズニーランドは遠すぎる。石景山遊楽園にいらっしゃい」というキャッチフレーズがかかげられている。
「ディズニーランドの方がそりゃ素晴らしいけど、遠くて行けない人は石景山遊楽園でいいじゃん!」的に聞こえます。
あまりの加熱報道にびびったのか、「春のメロディ園遊会」へと変更。
ニセキャラクター
ディズニー:ミッキーマウス(下の画像は「大きい耳の猫」です。)
ディズニー:ミニーマウス
ディズニー:ドナルドダック
ディズニー:グーフィー(他では見られない、グーフィとハローキティの競演。ニセものですが……)
ディズニー:ティガー(この人はこれはディズニーのキャラクターだと認めちゃって、しかも撮影代(カメラ、ビデオ別々に)をせびっていました。さらには顔をさらし、子供も興ざめでしょう。この事からも分かるように基本的に悪いとは思っていないんですから、現状いたしかたないとしか言えませんね。諸外国が著作権という概念を中国に植え付けていこうとしている最中ですから。)
ディズニー:くまのプーさん(おっ!やっとまともなニセものです。)
ディズニー:ダンボ(ニセダンボとも呼べそうにありませんね。きもちわるいゾウです。)
ディズニー:ロジャーラビット
ワーナー:バッグス・バニー
ドリームワークス:シュレック(シュレック3が2007/6/30から公開されますね。)
藤子藤夫:ドラえもん(パクッたというレベルにも達していない代物。)
サンリオ:ハローキティ(なんか、コワイんだよな?、口とか……)
などなどがいました。
これ、まさかニセニモとか言わないよね??
あまりの過熱報道からか、すべていなくなったようです。
撤去中の白雪姫と七人の小人像。
「白雪姫と七人の小人」はグリム童話です。著作権は切れているはずで、これについては問題ないはず。
このことからも分かるように、著作権に引っかかるからという理由で撤去が進んでいるのではなく、単に騒がれすぎたからはずしとけということなのでしょう。
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