SQL Server 2008 のEdition別制限におけるCPU数の単位は?
SQL Server 2008 又は2005のExpress Editionの場合、サポートされるCPU数は1つとなっています。
CPUの種類は、シングルコア、デュアルコア(コアが2つ)、クアッドコア(コアが4つ)や8コアのものまで様々なものがあります。
シングルコアプロセッサーの場合は、物理的にも論理的にもCPUは一つで動作します。
マルチコアプロセッサーの場合は、物理的にはCPUは一つなのですが、論理的にはマルチCPUなわけです。
ここで、SQL Server 2008のサポートCPUが物理CPUなのか、論理CPUなのかが疑問となります。
サポートされるのが、論理CPUであり、サポートCPUが一つ(Express Edition)の場合、クアッドコアのほうが不利になる(4コアのうち、1コアのみしか使えないため)状況がでてきます。
ここに答えがありました。
SQL に関する Q&A Best Practices Analyzer、マルチコア プロセッサなど
質問 ? ハイパースレッドやデュアルコア テクノロジだけでなく、さらに多くのコア (4 コア、8 コアなど) を搭載したプロセッサのリリースが始まっています。現在、SQL Server 2005 Standard Edition の展開を行うために、マルチコア プロセッサを搭載した新しいサーバーの購入を検討していますが、4 コアのプロセッサを使用する場合、実際に使用できるのは 1 基の物理 CPU のみになるのでしょうか (Standard Edition でサポートされるのは最高で 4 CPU のため)。
回答 ? ライセンスやエディションでの CPU のサポート数について、SQL Server ではプロセッサのコア数とは無関係に、物理ソケット (CPU) 数のみが考慮されます。したがって、たとえば SQL Server 2005 Standard Edition が最高で 4 CPU をサポートするという場合、CPU のコア数とは無関係に、4 つの物理 CPU ソケットをサポートすることになります (つまり、4 コアの物理 CPU が 4 基ある場合、展開した Standard Edition が使用できる論理 CPU 数は 16 になります)。また、コア (論理 CPU) 数は 16 でも、必要になるライセンス費用は 16 コア分ではなく、4 物理 CPU 分のみです。SQL Server およびマルチコアの詳細については、microsoft.com/sql/howtobuy/multicore.mspx を参照してください。
とのことなので、SQL Server 2008 のサポートCPUとは、物理CPUの数が答えでした。
SQL Server 2008 Expressを稼働させるとしても、マルチコアプロセッサーを安心して使えますね。
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